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【雑記】 最近、衝撃をうけた画像。耳なし芳一など。

2009.02.04 Wednesday



最近、「えー・・・」と思う画像が周囲からよく送られてくるので、ちょっとここでも紹介してみようかと思い立ちました。

だいたい、いつも暑苦しくてナガッタラしい文章ばかり書いて、自分でハードル上げすぎて更新しづらくなっている私じゃないのー。と、自分でも思うので、たまには短いエントリーでお許しください(っていうか、そのほうが、読むほうは楽だってば……)。





■その1。

知人T氏から送られてきた画像。






題して、「車内熟睡。

23時台の東急東横線は、こんなことになってるそうで……。撮影者によると、「倒れてるのか?!」と思いきや、「イビキかきながら寝返り」をうってたそうで、わりと混んでいた車内の誰もが、彼を起こそうとはしなかったそうです(そりゃそーか)。いや、たまにいますけどね、車内でスゴイ人って。でも、ここまで縦横無尽(?)に寝てる人は見たことないです私。





■その2。

妹から送られてきた画像。





題して、「電車の窓ガラスが割れた!

またもや電車ネタ。いや、ホントに、一昨日、日比谷線の窓ガラスが、トツゼン割れたんだそうです。そんなことって、あるんですかね?

妹曰く、「急にメリメリって音がして、すぐ立ったから助かったけど、ケガするとこだったー!」ってことでしたが……、「え? そんなんで済んだなんて、アナタ、スゴイデスネ」と、我が妹ながら思いましたよ。しかも、ソッコウ写メ撮るなんて。

私だったら、確実にガラスの破片を浴びて、血だらけになって、「やっぱり私って、そういう星の下に生まれてるんだ」なんて落ち込みつつも、「とは言うものの。おいしい自虐ネタ、ゲットー!」とばかりにキャッキャッして周囲に言いまわってるんだろーな、と(ウザい)。

えーと、教訓。「メリメリ」っていう音を聞き逃さないように、車内でヘッドフォンつけるの、なるべくやめましょう。





■その3。

博多のピアノ弾き嘆きシンガーソングライター、坪内佐智世さんから送られてきた画像。





題して、「とあるビジネスホテルにて。

これ、大阪にある「道頓堀ホテル」というフツーのビジネスホテルの、正面玄関だそうで……。大阪方面に詳しい方々の間ではたぶん有名な光景なんでしょうけど、私は全然そっちに詳しくないので大笑い。さっそくググってみたら、ありました。





世界四大民族の柱人形が皆様をお迎えします!!」  (阪急交通社サイトより)



だそうで。ああ、これって、四大民族を表してたんだ〜! へぇ〜〜! そっかそっか〜! ……っていうか何ていうか!!! よくわかりませんが、そのよくわからなさこそを正面きって狙って恥ずかしげもなく平然としているところが、大阪っぽい。

東京じゃありえないですよね。東京だと、「こういう臆面もなく面白いだろ?って狙ってくるものは、かえって恥ずかしい」みたいな捉え方しがちですもんね。でも、「じゃあオマエは面白いことできるのか?」と問われれば、「できません」みたいな(笑)。だったら面白いほうがいいんじゃないの? いや、でも自分が見えてない感じが恥ずかしくね? いや、それ見えてる上であえてやるんだって! だから、そのあえてやるっていうのがまた恥ずかしいんじゃんっ! ……みたいな、東西の自意識の在り方の戦いは、中学生の頭のなかのごとく(続く)。


で、このホテルの柱人形の裏側また、





このように意外と(っていうか、案の定)、ちゃちい……(笑)。写真を送ってくれた佐智世ねえさんが「コレって、『Dr.スランプ』に出てくるニコちゃん大王よね!」と仰ってましたけど、確かに〜。あはー。懐かしい。大好きでしたよ、ニコちゃん大王(と、その家来)。しかし、仕事の出張だっていうのにココに嬉々として泊まり、「この次も絶対ココに泊まる!」と誓う佐智世さんも素敵です(笑)。あ、ちなみに、『福岡モン』という雑誌での佐智世さんの連載エッセイが、面白いです! 全国から取り寄せ可。





■その4。

これは私が撮影したものですが。





ギャー!!! 耳ナシほういちー!!!!


ある意味、私のトラウマ怪談、耳なし芳一。しかも何がコワイって、この本、ある日突然、私のもとに送られてきたんですよ〜。

私はよくインターネットで古本を購入するのですが、ある日、橋本治の『笛吹童子 (痛快世界の冒険文学 7)』(講談社)という古本を注文したんですね。で、届いたと思ったら、その『笛吹童子』と一緒に出てきたのは、なぜか『耳なし芳一』!! ヒャッ!! ちょ、ちょっと〜〜、私、こんなの注文してないんですけど!! そう思って伝票を確認してみたところ、伝票に『耳なし芳一』はカウントされていない。ということは、古本屋さんが「おまけ」に入れてくれたのか? これって、もしや、善意?! だけどハッキリ言って、怖いよ……(涙目)。何も、よりによって、怪談『耳なし芳一』を入れてくれなくたって、いいんじゃないかなあ?! 

実は私、子どもの頃に、まさしくこのポプラ社の『耳なし芳一 (世界名作童話全集 41)』を読んでおり、かなり怖い思いをしていたんです。このお話、シンプルだけど、シンプルがゆえに、怖いですよねぇ。ご存知の方も多いと思いますけど、以下、カンタンにストーリーを説明。


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貧しくて目の見えない琵琶法師・芳一くんは、琵琶の名手。あまりに上手に『平家物語』を語るため、いつしか平家の亡霊にとりつかれ、挙句の果てには、墓場に連れて行かれて、そのまわりを人魂(ヒトダマ)にとり囲まれるまでになってしまいます(こわー)(でも、芳一は目が見えないので、そんなこととは気づいていない)。

芳一が亡霊にとりつかれていることを知った寺の和尚さんは、芳一の身を守るために、全身に『般若心経』を書き入れます(グッドアイディア!)。が、しかし、和尚さんは、芳一の耳にお経を書き入れるのを、ウッカリ忘れてしまうのでした(嗚呼)。

その晩、またもや芳一を迎えにきた平家の亡霊。亡霊は、お経の書かれていない芳一の両耳だけをつかみ、引きちぎった! ギャーッ! 痛ーッ! やがて亡霊は去りますが、血まみれの芳一に気がついた和尚さん、「かわいそうに。わしの ひどい てぬかりだった」と、謝罪。だけど芳一は、“平家の亡霊にみこまれるほど上手に琵琶を語る人”ということで有名になり、耳がないので「耳なし芳一」と呼ばれるも、ハッピーに暮らしました!

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という話。ところで、このポプラ社バージョンでの和尚さんの、耳をもがれて泣き叫ぶ芳一くんにかけるお言葉が、かなりポップでして。

そこ(←耳)のところは、こぞうに まかせたのが いけなかった。わしが わるかった。だが、すんだことは しかたがない

って(笑)。芳一くん、もともと目が見えないうえに、耳まで無くなっちゃったっていうのに、この軽いノリ。「オレだけがわるいんじゃないし」「ま、どうなったって生きていけるでしょ」と言わんばかり。

でも、これですよ。この精神! ああ、私も、何が起こってもこのくらいのノリでいきたいものです。何かあっても、いちいち「ああ、私が悪いんだ……」と自己嫌悪に陥るのではなく、「あれは、コゾウ(他人)がいけなかった」と責任をうまく回避し、いちいち「ああ、あんなことさえしなければ……」と後悔の念にさいなまれるのではなく、「すんだことはしかたがない」と開き直る。そのくらいのノリで生きていかないと、ホント、身がもたないですよね。人生30年くらいで終わりになるんならともかく、それ以上もずっと生きていくとなると(笑)。たとえ悪気はなくても、そのくらい周囲に迷惑をかけてる日々ですから(皆さまごめんなさい)。

というわけで、望んでもいないのにウチのポストに届けられた『耳なし芳一』。何十年かぶりに再読した私、期せずして、和尚さんのお言葉に異様な勇気をもらったのでした。……コレって、溺れる者は藁をもつかむ、ってヤツ? うん。私も、何があってもめげないで生きよう。がんばります(笑)。


くどいけど。今日の名言。

そこのところは、こぞうに まかせたのが いけなかった

だが、すんだことは しかたがない
(自分の手抜かりで若い琵琶法師の両耳がもげてしまった件についての、和尚の言葉)




おまけ。
こんな「耳なし芳一」も、オススメです♪ 




丸尾末広 『DDT 僕、耳なし芳一です





って、、、また長くなってしまいました……(結局)。

 
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