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【芸術】 謹賀新年! もしくは、コダカナナホさんのラインの快楽について。

2011.01.05 Wednesday

あけましておめでとうございます! 2011年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

年末年始の楽しみ&お悩みと言えば、年賀状! 昨年はメールで済ませてしまったのですが、今年は郵送年賀状に戻すことにしました! でも、市販の年賀状やデザイン・テンプレートも、ピンとくるものが全然ない。でも自分で絵とか描けないし…。という毎年恒例のお悩みを解決すべく、今年はイラストレーターのコダカナナホさんにイラストを描いていただけないかなぁ〜と思い立ち、おそるおそる聞いてみることに。すると、「全然いいよ〜! 毎年よく頼まれてるし♪」という色よいお返事が。わーん。もっと前から頼めばよかった〜〜(意外と小心者な私)。

というわけでコダカナナホさんにお願いすることになったのですが、依頼するさいには気合が入りまくって、「“カッコイイ×カワイイ×セクシー×ミニマル×日本”なコンセプトでお願いしますっ!!!」と、相当ワガママなリクエストをした私。そしてその結果、以下のようなとーっても素敵な年賀状が出来上がりました♪♪♪





A HAPPY NEW YEAR !


あ、画像が小さすぎる? そうですよね〜。
というわけで、拡大ヴァージョンを公開!!!






そんなコダカナナホさんは、しばらく前から新しいタッチの作品をたくさん制作されていたんですが、これがまた相当素晴らしくて! これは絶対に世に発表すべき!! ということで、満を持してweb上に作品集をUPされました! それが、Nanaho's Line



このweb作品集「Nanaho's Line.」にどんな作品がUPされているかというと…以下のような素敵すぎる作品たち! ナナホさんの了解を得ましたので、数点だけご紹介させていただきます♪






























このような素敵なイラストが膨大にアップされているんですよ〜〜〜。ナナホさんはプロのイラストレーターさんなので勿論いろいろなタッチの絵を描いていますが、この墨一色シリーズが個人的にもう大好きでして! このカッコよさ×セクシーさ×ミニマル感と言ったら!!!!


いつも思うことなんですが、今の日本において歓迎されるのは、一人でも多くの人に受け入れてもらえるような(=違和感を感じさせないような)最大公約数的なテイスト、つまり「カワイイ」「ファンシー」「わかりやすい」「あったかい」「ほっこり」「優しい」テイストだと思うんです。その逆に、それとは真逆と言ってもいいような、「カッコイイ」「ミニマル」「わかりにくい」「セクシー」「毒のある」「挑発する」ようなテイストって、なかなか受け入れてもらえないのが現状なのではないでしょうか。

もちろん、受け入れてもらえないと言っても、実際は、本当はそんなことはないと思うんですけれどもね…。話はちょっと逸れますけど、要するに、経済活動に関わる話の場合、前提として「より多く」=正義であり、世代・年齢・職業・趣味嗜好などの別を超えて受け入れられるようなものをと考えると、どうしても「反感買わないような当たり障りのないカワイくてファンシーなあったかテイストのものにしておけ!」となってしまう。そういう意味での現状だと思うのです。まぁ、そういうのを思考停止って言うんじゃないかと思うんですけど。個々人はそれぞれさまざまな嗜好を持っていることは明白であるにも関わらず、「より多く」という考え方が勝利する世界(多く稼ぐことが正しい資本主義世界や多数決が優先される民主主義世界など)においては、個々のそうした細かな差異は無視されるのは当然と言えば当然なのですが。

コダカナナホさんの墨一色のイラストは、カッコよくてセクシーでミニマルで、見る者を思いっきり挑発し、心地よい違和感で見る者の想像をかき立ててくれる。こういうものが「多数」の論理と結びつくのかどうかなんて私にとってはどうでもいいことで、何よりも、今私が生きている世界(「多数」の正義が押し付けられがちな世界)とは別の世界に誘ってくれるということ自体に、何にもたとえがたい価値がある。そんな価値の前には、「多数」の論理なんてどうでもよくなるんですよ。そんなものとは別の世界が確かにある、ということを実感する瞬間、私は実際に別の次元で生きることができるのです。







とにかく、ナナホさんの絵でスゴイなぁと思うのは、極限まで無駄をそぎ落としたミニマル感、クレパックスの作品を彷彿とさせるような日本人離れしたミニマル感にも関わらず、現代の日本の女の子がグッとくるようなカワイさやファンシーさもちゃんと存在しているという、一見相反するように見えるたくさんの世界に同時につながることも可能な、絶妙なバランスです。この絶妙なバランス感はスゴイな、と。

(上のイラストがその良い例。ちなみに右端にいるワンちゃんは、私が可愛がっているマルちゃんがモデル♪ マルちゃんについて知りたい方は、「【本】ものを持つこと、ものを捨てること。 〜ポール・グレアムのエッセイ『もの(stuff)』」か、「【雑記】 夏ギリギリの野外フェスへ! 〜男子くんたちの会話と、肉食系女子と、ロマンティックについて。」か、集英社インターナショナルBLOG:「色っぽいキモノからニーチェまで、文筆家・井嶋ナギさんの偏愛」をご参照ください)

もちろんそれ以前に、ナナホさんの絵のドラマチックな「ライン」それ自体が、素晴らしいんですけどね! 弱弱しく繊細かと思えばグッと力強くなったり、ゆったりスローテンポかと思えば急にスピードを上げたり、スルッと逃げたかと思えばねちっこく誘惑してきたり(笑)、そんなさまざまにドラマが生み出される「線」「ライン」そのものに、快楽がある

そんな作品をもっとご覧になりたい方、ぜひ以下のアイコンをクリックしてみてくださいね!!!





■コダカナナホさんと一緒に月2回(1&15日)連載している「WAGU」での連載
 「美女とキモノ。もしくは映画におけるキモノ美女の研究。」も、ぜひご覧くださいね…!



| 【藝術-art】 | 00:20 | - | -
 

【藝術】 桜、春風、山作戦、Dead or Alive。 〜もしくは、ジャンルを超えて人の心を掴むということ。

2009.04.11 Saturday



やっと新しい一年が始まった!! と思えるのって、やっぱり4月からではないでしょうか? だって、お正月にいくら「あけましておめでとう今年もよろしくね」って言ってても、年越しても特に何も変わらないですからね、だから結局、いつまでも去年を引きずってたりして……。

でも、4月は違います。4月になった途端、まわりの風景が一変します。クローゼットのなかの黒や茶色がピンクやグリーンになり、固く閉じられていた窓が空に向かって大きく開き、枯れていた木に花びらと葉がついて、白かった空気が陽気に溶けて鳥のさえずりとなる。「やっと新しい年のスタートだ!」とウキウキしつつ、スニーカーはいてピョンピョン跳びはね回り、冬眠でチャージした体力を使いまくっている私ですが(夏までもつといいですけどね……)。



で、先日、巷でじわじわと話題になっている山作戰のライヴ(@恵比寿switch)に行ってまいりました。知人がプロデュースしていて、今年に入って待望の初アルバム『山作戦』がリリースされました。

私、自分でもかなり経済的だと思うのですが、気に入った音楽は、毎日毎日、しかも何年も聴いても、全く飽きません(それって普通ですか?)。でも、そのくらいくり返しくり返し聴ける曲って、やっぱり限られていて。たとえば、私が何年間もくり返しくり返し聞いてるのって、Infected Mushroomとか、Frederic Chopinとか、Tom Middletonとか、Portisheadとか、ホントに限られています。

で、『山作戦』です。私、1月に購入してから、欠かさず毎日聴いてますが、それでもまだ飽きていません!! これって凄いことですよ〜(私にとっては)。だって、たいていは「いいなーカッコイイなー」って思ってても、1ヶ月毎日聴いてたら「もうコレはいいや」って飽きちゃうのが普通ですから。



いいメロディー、いい歌詞、いい声、いいアレンジ、いい演奏。上等の質と構成。だけどそれだけじゃなくて、その上で、どこか「スタンダードからハズれてしまってる何か」があるんですよ。コレ、実は、とっても重要なことで。コレがあるからこそ、ジャンルを超えて人の心を掴むっていうものだと思うんです。

私の友人で、もの凄〜〜くマニアックな音楽の趣味をもつ女子がいまして。「マドンナの曲のどこがいいのかわからない…」と本気で残念がり、本気のノイズ(蛍光灯のON/OFFのバチバチとか工事現場?な爆発音とか)なんかの音楽(?)に狂喜乱舞する女子が、山作戦のライヴを見てかなり喜んでいるのを目撃し、ちょっとビックリ。ライヴ後、そのマニアック女子P嬢に話かけてみました。以下。

私: 「山作戦、フツーによかったよね?」
P嬢: 「いや、フツーにヘンだった!!(大喜び)」
私: 「いや、あの、フツーにイイっていうのは、“誰にでも良さが伝わる”っていうイイ意味で言ってるんだけども……」
P嬢: 「いや、私もフツーにヘンっていうのはイイ意味で言ってるんだよ!!(大喜び)」
私: 「……いや、だから、イイ意味で、フツーだよね?」
P嬢: 「いや、だから、イイ意味で、ヘンだってば!!(大喜び)」

……という、どこまでも平行線な会話だったのですが(笑)。でも、私のようなフツーの耳から、そんなマニアック女子の耳までもトリコにするなんて、スゴイ。それはつまり、「ジャンルを超えている」ということですから。

どんなジャンルにもジャンル萌えの“マニア”っていうのがいて、もちろんそういうマニアだけに向けて作られたモノもあっていいと思いますけど、私はそういうものってあんまり好きではないんです。単純に、「わかってくれる人さえわかってくれればいいの」みたいな、タコツボ的な甘えムラ社会みたいなものが性に合わない、ってだけなんですけど(もちろん、自分の好きなジャンルだったら大好きなんですけど。って当たり前か)。

なので、そうじゃなくて、「このジャンル萌えじゃない人にも、マニアじゃない人にも、この良さや魅力を伝えたい! 一人でも多くの人にわかって欲しい!!」というエネルギーの強さや試行錯誤のあとが見えるようなものが、私は好き。それは、多くに迎合することとは全く違うことで。自分の個性や特徴をキープし、それどころかさらに深く掘り下げつつも、自分に興味なさそうな人をもこっちに振り向かせようとするのって、大変なことですよ。勇気もいるし、傷つくし、工夫もいるし、努力もいる。ふ〜。そんな大変なことするんだったら、「アナタちょっと気に入っちゃったわ♪」ってカンタンに寄ってくるのだけ集めて、「オレってモテてるかも♪」って悦に入ってるほうが、どれだけラクチンなことか(笑)。


そんなわけで、良い作品というのは、何でも同じ。スタンダードをきちんと踏まえてしっかり構築したその上で、スタンダードを超えてしまう「何か」のあるもの。音楽に限らず、映画でも絵でも写真でも文章でも、何でも同じだと思うのです。その「何か」って何だよ、って言われたら、それは「魂です」とか、「情熱です」とか、はたまた「歪みです」とかしか言いようがなかったりするんですが……(って、抽象的な話になりすぎると暴走しがちな私なので、この問題はここで打ち止め)。



ちなみに、山作戰というのは高山真徳さんという音楽家のユニット名。ご自身は、ハイテンションなギャグをしみじみとした語り口で連発する、外側に向いてるんだか内側に向いてるんだかよくわからない、それとももしかして異次元に向かってるのかも……と思わせられるような不思議面白キャラの方で(もちろん誉めてます)、当然MCも面白いです。

そんな山作戰さんですが、ライヴ、素晴らしかったです。今回はバンドを従えてのライヴでしたが、皆さんのパフォーマンスも含めて、楽しかった! 音楽やってる人たちって、いいなぁ、カッコイイなぁ。音楽を語るヴォキャブラリーが貧困なので、以下、Amazonでの公式コピーを掲載。
「極上のメロディをロックと、ノイズまみれの実験音響で包んだ初のオフィシャル作品集。

今回の全10曲のレコーディングでは、近年CMなどのレコーディングワークで培ってきた多重コーラス、複雑な弦アレンジ、音響エレクトロニカサウンドがふんだんに取りいれられた。

本作のプロデュースにあたったレーベルEarly Reflectionsのプロデューサーチームは、「アコースティックギター一本で聞かせてしまう美しい楽曲と歌詞があってこそ実現できた」と云う。

マスタリングは、最近のThe Beatles "Love"や、Massive Attackの代表作などを手がけたロンドンのTim Youngが行い、音響サウンドとロックの融合の完成度を更に上げている。」



『陰影の強い雲』 〜アルバム『山作戦』より




ちなみに、私が好きなのは、『櫻(さくら)の木と櫟(くぬぎ)の木』という曲。歌詞がいいんですよ〜〜。
多くの出会いの中で なくした 何かをあなたがくれた
でもあなたと僕は 住む世界が違う あなたは美しすぎる
霧のような雨に濡れながら独り 
櫻の花 咲き誇る春のようなあなた思う
夢の中かすかに覚えた温もり 求めさまよう 
子どもの階段を下りる
こんな切ない言葉が、美しいメロディに乗ってうたわれて、しかもアレンジは華麗にノイズまみれ、って最高じゃないですか? まだ桜咲いてますし、この曲を聴きながら、叶わなかった恋(誰にだってありますよね?)のことなど懐かしく思い浮かべつつ、お花見、してみてくださいね。


◆山作戦のインストア・イベントが、Apple Store渋谷店でおこなわれるそうです。皆さまもぜひ! 5月15日(金)20:00から。入場料フリー。 →詳細はこちら
◆アルバム『山作戦』の中の2曲を、itunes music storeで配信中 →こちら
◆アルバム『山作戦』は、タワーレコードやHMV、Amazonで! →こちら







桜、音楽、つながりで。先日、久しぶりに開催された春風@代々木公園にも行ってきました! でも、以前とはちょっと違って、あんまり盛り上がらないな〜桜でも見るか〜な土曜だったんですが、日曜はまた別の友人から誘われ、メインステージが終了する頃にノコノコ出場。公園の端っこっていうか公園の崖下(?)の谷底ではしゃいできました。
(上の写真の左下の白っぽいのが、私が今一番可愛がっている双子のマルチーズのマルちゃんです♪)

後から聞くとほかにも友人などいたらしいんですが、暗闇すぎて、何も見えず。暗闇、大好き!!!(これについてはこちら) 暗闇のなかの月がとっても綺麗で、それだけで幸福な気持ちに。ええ、私を幸せにするのなんてカンタンなんですよー(って誰に言ってるのか?)

そんな暗闇のなか、チカンに遭遇。……ありえん。春風って「音楽を通じて平和・非戦・非暴力の尊さを訴えるフリーフェスティバル」じゃなかったのか?! って、あ、公園の崖下だから関係ないのかぁ、と納得する私もかなりユルいです(笑)。ま、春だしね!






そんなわけですが。さらに音楽つながりで、最近のニュースで面白かったのが、コレPETA(People for the Ethical Treatment of Animals=動物の倫理的扱いを求める人々の会)が、Pet Shop Boysに、「Pet Shop Boysという名前は止めて、The Rescue Shelter Boysという名前に変えろ」と要求した、とかいうニュース。当然、Pet Shop Boys は「ノー」と返答したらしいです(笑)。

PETAって、ホント、過激ですよねぇ。っていうか、本当に動物のことを考えて行動しているわけじゃないような、気もする(笑)。ある種の政治団体のように、何かの主義や理念のためというより、ある大きな力をもった反体制組織であることによって利益を得ている、というような団体だったりしないのかな? 

にしても、Pet Shop Boys。中学生のときの私のアイドルでしたよ。しかも「It's A Sin」のPV見て大ファンになったんですけど、その番組がピーター・バラカンの番組って……。私もギリギリ80年代の空気を吸ってたんだなーと、こういう時にしみじみ思うのでした(っていうか、Pet Shop Boysと並んで私のアイドルだったのが、Culture ClubとDead Or Aliveだったんだから、ギリギリでも何でもなく思いっきり80年代っ子じゃん! 若い世代ぶっちゃって! って気も、する)。



ついでに。「It's A Sin」





さらについでに、Dead Or Alive。今見てもすっごいオモシロいんですけど〜〜!!!! 曲といい衣裳といいダンスといい演出といい、ありえない(笑)! 最高!!
「You Spin Me Round」





Dead or Alive、ですものね。死ぬか生きるか、ですものね。大好きすぎて困る三池崇史監督作品も、『DEAD OR ALIVE』ですよ! これらもジャンル(ニューロマとか? ヤクザ映画とか?)を超えて、何かのエネルギーにヤラれたわけです、つまり。というわけで! 別に誰にも強制されていないにも関わらず「生きるか死ぬか」の崖っぷちなカンジで、今年もまたがんばります♪



| 【藝術-art】 | 22:31 | - | -
 

【藝術】 ダルと東京の夏。

2007.08.08 Wednesday

ついに東京にも、夏が到来!! でも今年の夏は風が気持ちよく吹いているので、蒸し暑さのなかにも爽やかさが感じられるような気がいたします。肌の上をそっとかすめて流れる、おだやかで優しい風。風がこんなに心をなぐさめてくれる優しいものだったなんて……って、何があったのかって?

ちょうど先日、「将来、彼に彼女ができることを考えるともうその女が許せない〜」「彼がいつか誰かと結婚するなんて考えたくない〜」と切々と友人に訴えまくり、中学女子並みオトメ心を炸裂させていた私。なのに。このニュースはいったいなにー!?


日ハム・ダルビッシュが熱投愛発覚…両親に紹介済み
ダル&サエコ“でき婚”今秋にも



一気に、恋人・結婚・子どもの三連打って何ですかそれ。ていうかサエコってどなたよ? そりゃあ私は、野球なんて興味ゼロだし、スポーツニュースになると即行でチャンネル変えちゃうし、日本ハムがセなのかパなのかジュ・ヌ・セ・パ(註:フランス語でわからないの意)、しかもイランとイラクの違いも曖昧(場所も曖昧)、身長だっていつも背の順で一番前を死守、そんな女ですけど、日本ハム所属でイラン人と日本人のハーフで身長196センチのダルビッシュ君には、本気で惚れていました……。キャナメ(註:要潤)よりも本気で……。まぁ、キャナメの場合は半分オモシロがってるだけかもですけど。何しろカッコイイのにB級な雰囲気、っていうのが私のツボなので。まぁ何にせよ、年をとればとるほど、「好き」の種類は無限大に広がっていくものなんですのよ(と、ホラーな発言をさりげなく混ぜてみる)。


舌の先が口蓋を一歩進んで、軽く歯にあたり、唇を軽く結んでから息を吐く。ダル。ビッ。シュ。ええ、もちろんナボコフの『ロリータ』冒頭文のパクリですけどね。わかる人にはわかる感動の冒頭文ですけどね。そんなハンバート・ハンバート(註:ロリータを誘拐する切ない男やもめ)な気分。

思えばダルったら芸能人並みにエイベックスに所属しているので、最近マスコミに出まくりでした。私もついついノせられて、『AERA』『GLAMOROUS』『anan』……と、彼のグラビアが載っている雑誌はしっかりがっちり購入(しかも発売日に)。だけど、それらのダルビッシュ・アイテム・コレクション(って、たった雑誌3冊だけどさ)も、もう封印しなくちゃなりません。だって、見たって辛くなるだけですもの。

……と、一瞬思いましたが、いちいち封印する作業もメンドクサイので(体調崩してから体力が落ちちゃって、動くのがおっくうなのよねー)、自分の心もちを変えることにしました(って、体を動かすより心もちを動かすほうがラクってどうなんだろうか)。

そう。つまり、「今後のダルの動向に期待してウォッチしてこーー!」ってことで。だって、まだ21歳ですよ? まだまだこれからじゃないですか? 21で落ち着くなんて、ありえないでしょー、いや、30代で落ち着くのだってそうとう難しいですよ。人間ってそんなもんじゃないですか? そんなことない? えーっ、私だけ?! ……ま、それもまた良しです(笑)。そんなわけで、今後の彼の動向が楽しみで仕方がありません。そんな悪趣味傾向にあるダルファンのみなさま、私と共に期待を込めて「ダル・ウォッチ」していきましょ(でもたぶん野球はウォッチしない)。



そうそう。ついでですが私見では、ダルは、黒船ことリア・ディゾンとだったら超お似合いなのではないかと思ったんですけど。ダメ? 



ダルビッシュ有オフィシャルサイト


■nikkansports.com ダルビッシュ有特集

このページのね、写真館が素晴らしいんです。特にコレとかコレとか〜〜〜。もうカッコ良すぎて正視できず困りました……っていうか、正直言って死ぬかと思いました……。そんなバカーな方は、ダル画像を「藝術」として眺めることをオススメします。


■ダルビッシュお得情報

「ダルビッシュ有」のペルシャ語表記。

یو درویش 




(で、これって何で藝術カテゴリーなの?ってわけですが、それは私がダルの容姿を「藝術」として見ているからです。ふふふ。)

| 【藝術-art】 | 23:39 | - | -
 

【藝術】 女子垂涎!「大正シック」展開催。

2007.04.05 Thursday

キモノ女子、ヲトメ女子、モダン女子、レトロ女子、いやもう何でもいいんですけど、とにかく女子だったら絶対に見逃せない展覧会が開催されますよ! しかも、アールデコの館朝香宮邸としても有名な、東京都庭園美術館にて。
もう、ワクワクしちゃう! (←珍しく乙女言葉)

(左の画像は、小早川清「ほろ酔い」(1930年))




モダン日本の里帰り 大正シック  〜ホノルル美術館所蔵作品より
日時:4月14日(土)〜 7月1日(日)
時間:10:00〜18:00 (入場は17:30まで)
休館日:第2・4水曜日
入館料:一般 1000円(20名以上の団体 800円)
    大学生・専門学校生  800円(20名以上の団体 640円)
    小・中・高校生、65歳以上 500円(20名以上の団体 400円)
公式サイト:こちら


ホノルル美術館の日本美術コレクションから、大正〜昭和戦前期にかけての作品を、庭園美術館の学芸員がセレクトした展覧会だそうです。

何よりもステキなのは、この展覧会のテーマ構成。なんと、
  「絵画と版画」 「装飾美術」 「きもの」 「大正時代の流行歌の本
という女子の「キャー」という黄色い声が上がりそうな、ホントわかってますよね〜な構成なのです。この構成を見てわくわくと胸が轟いてしまった私、やっぱり女子なのだなぁと改めて認識いたしました(笑)。

展示作品は、モダン・ガールなど当時の風俗を描いた日本画、アール・デコの影響を受けた着物や工芸品など、約80点。



山川秀峰「三人姉妹」(1936年)




しかも、キモノ女子に朗報! なんと、キモノを着てお伺いすると団体割引料金にしてくださるんですって。ステキじゃなくって? 

さらに、大正シック写真館まで設置されるんですって! ウィンターガーデン内に限り、昭和初期のお部屋の中で、「大正シック」展の作品に出てくるような椅子に座って、お写真を撮影していただけます、とのことですの(詳しくはこちら)。もうあたしたち、完全に狙い撃ち!されてますわね(笑)。


こんな椅子…?

和田青華「T夫人」 (1932年)


それとも、こんな椅子かしら…?

中村大三郎「婦女」 (1930年)
ちなみにこの絵について、ホノルル美術館のサイトでは「Takako Irie on a Couch」というタイトルがついてたのですが、この女性のモデルって、入江たか子なのかしら?

ついでに、入江たか子の仁丹広告団扇も展示されるそうです。

入江たか子と濱口富士子の仁丹広告団扇 (1930年初頭)





さらに深く知りたい方には、こんな特別講演も。

●特別記念講演会

「ホノルル美術館と日本美術コレクション」
日時:4月14日(土) 14:00〜15:30(開場13:30)
講師:スティーブン・L・リトル氏(ホノルル美術館館長)(通訳付)
場所:新館大ホール

「大正期の日本画と版画」
日時:4月28日(土) 14:00〜15:30(開場13:30)
講師:小林忠氏(学習院大学教授 千葉市美術館館長)
場所:新館大ホール 

それぞれ定員250名(先着順)。
予約不要。無料。(展覧会には別途入場券が必要です)


●フロアレクチャー(学芸員による展示解説)
日時:5月10日(木)、5月31日(木) 14:00〜
入館者対象。無料。


好きなことだったらお勉強大好き!な向上心あふれる女子や乙女(←魂のレベルで。年齢じゃありません)がワンサとつめかけるんでしょうね。ステキ。私も女子の端くれとして、駆けつけたいと思います!




あ、それと。女子といったら、オシャレと同時に、食い気もね! ということで、庭園美術館に併設されたカフェもオススメです。あの新橋の老舗料亭「金田中」が手がけた、「cafe 茶洒 kanetanaka」(カフェ・サーシャ・カネタナカ、と読みます…)。新しい和スタイルのカフェレストラン。美術館入館者でなくても入れますし、美術館の休館日も営業しています。
営業時間: 10:00〜22:00(ラストオーダーは21:00)  
定休日: 12/29〜1/3 







ホノルル美術館(Honolulu Academy of Arts)
1927年、チャールズ・クック夫人が自宅の敷地に開いた美術館。ハワイに住むさまざまな民族の子供たちが、自分たちの祖先の文化遺産に触れられるように、という趣旨で開設されたのだそうです(「HAWAII.com」より)。


◆東京都立庭園美術館
1933年(昭和8年)、朝香宮(あさかのみや)邸として建てられた館を、1983年(昭和58年)に美術館として生まれ変わったのだそうです。


◆朝香宮家について
それにしても朝香宮(あさかのみや)家って、どういう家系なのでしょうか? 
朝香宮は、1906年(明治39年)、久邇宮(くにのみや)朝彦親王の第8王子鳩彦王(やすひこおう)が創立した宮家。

この鳩彦王は、1910年(明治43)に明治天皇の第8皇女允子(のぶこ)内親王とご結婚され、フランスに留学していたそうです。その時に培った美意識を総動員して、アールデコの館を新築したのでした。

にしても。この朝香宮鳩彦王のお家が皇族なのはわかりましたが、朝香宮鳩彦王(やすひこおう)の父君である、久邇宮朝彦(くにのみやあさひこ)親王とはどなたなのでしょう? 親王とは、天皇の子どもや兄弟のことではなかったかしら…? と思って調べてみたら、さらにこの方の父君も、伏見宮(ふしのみや)邦家親王。代々、親王なのね? ん〜。

そこでちょっと調べてみたら、「世襲親王家(せしゅうしんのうけ)」というものがあったのでした。世襲親王家とは、当今の天皇との血統の親疎にかかわらず、代々「親王宣下」を受けることで親王の身分を保持し続けた宮家、のことだそうです(wikipedeiaより)。で、過去には「4親王家」というのがあったのだそうで、以下wikipedeiaを参考に「4親王家」についてまとめました。

・伏見宮家:始祖は、北朝3代崇光天皇の皇子・栄仁親王。1947年、同系の10宮家とともに皇籍離脱するが、現在まで存続している家も。ちなみに、朝香宮も久邇宮も、伏見宮家系統です。
・桂宮家:始祖は、第106代正親町天皇の皇孫・智仁親王。皇族の養子禁止により、明治期に断絶。
・有栖川宮家:始祖は、第107代後陽成天皇の皇子・好仁親王。皇族の養子禁止により、大正期に断絶。
・閑院宮家:始祖は、第113代東山天皇の皇子・直仁親王。幕末に一旦断絶し、明治初年に伏見宮家から皇子を迎えて再興したが、1947年、皇籍離脱し断絶。

調べていて面白かったのは、明治維新後に創設された宮家は、ほとんど伏見宮家の系統なのだそうです(山階宮、聖護院宮、曼殊院宮、久邇宮、小松宮、北白川宮、華頂宮、北白川宮、清棲家、東伏見宮、朝香宮など)。ちなみに、現在の天皇も、もとをたどれば伏見宮家系統なのだとか。皇室の超メインストリームが伏見宮家、ということなのでしょう。

ちなみに、朝香宮鳩彦王と結婚された、明治天皇の第8皇女允子(のぶこ)内親王。この方の母君は、園祥子という伯爵令嬢で、明治天皇の側室(正妻ではない)だったのだそうです。正妻になかなか跡継ぎが生まれないことから、明治天皇には7人の側室が置かれ、そのなかでも最も寵愛されたのが園祥子だったのだそう。今よりも昔のほうがある意味、合理的な部分もあるのですね、というエピソードでした。

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